JTBは12月20日、2013年の旅行市場の見通しを発表した。週末3連休が前年より3回多いなどの理由から、国内旅行人数は2億8700万人と前年比で0.3%増加する。だが、節約志向は依然強く、また国内線LCCの拡大などもあり、平均消費額は2.4%減の3万2千円と減少傾向が続くと予測する。
東京スカイツリーや東京駅舎による東京観光の人気は持続し、歌舞伎座のこけら落とし、東京ディズニーランドの開園30周年などで、首都圏への観光客がさらに増える見込み。伊勢神宮の式年遷宮や出雲大社の「本殿遷座祭」を機に伊勢方面や出雲方面への観光客も増加。大河ドラマ「八重の桜」の舞台、会津地方も注目を集めそうだ。
JR九州は10月にクルーズトレイン「ななつ星in九州」、JR東日本は冬以降に「SL銀河鉄道(仮称)」、近畿日本鉄道は3月から新型観光特急「しまかぜ」を運行。新型車両の導入に、鉄道旅行が広がるとみる。
訪日外国人数は7.9%増の890万人程度と予測。韓国が前年並み、台湾、タイ、マレーシアなどアジア諸国からの訪日が伸びると読む。
海外旅行人数は1.5%増加し過去最高の1870万人と推計。平均消費額は0.8%減となる25万円と予測する。